
収穫祭・サウィン祭
令和7年 10月31日(金)
サウィン祭は、年の瀬に一年の収穫を祝い、神の恵みと祖先の恩とに感謝するアイルランドのお祭りです。
古代アイルランドでは、秋の収穫が終わる10月に年が暮れ、冬が始まる11月から新しい年が始まりました。年替わりの10月31日の大晦日の夜は、この世と死者の世界の隔たりが無くなり、ご先祖さまが訪れてくださると信じられていました。家々では、大きな根菜を繰り抜いてご先祖さまを導くランタンを作り、お菓子の施しでおもてなししました。
9世紀には、11月1日が聖者達を祝う日「All Hallows' Day」となり、その前夜(イブ)の「All Hallows' Eve」がやがて「Halloween」と呼ばれるようになりました。19世紀に入り、ジャガイモの不作を起因としてたアイルランドの食糧危機により、大勢のアイルランド人が移民としてアメリカに移り住み、お祭り好きのアメリカ人と呼応して現在のようなハロウィンのお祭りになりました。
尾道・むかいしま嚴島神社は、宮司が駐日アイルランド大使の顧問を務めていた縁もあり、ユーラシア大陸を挟んで1万キロ離れた日本とアイルランドの人々が同じようにご先祖さまを祀っていることに想いを馳せ、収穫祭とともにサウィン祭を祝います。
※古代アイルランドでは、大晦日の夜は訪れる先が無くて街を彷徨う死者の悪霊に襲われないよう、死者の仮装をして出掛けました。日本では、神社にお詣り下さる方を神様がお守りしていますので、仮装をしなくても死霊に襲われることはありません。仮装をして神社にお詣りしようとすると、神様に追い祓われてしまいます。
10月31日(金)9:00~19:00にお詣りに来たこどもたちはお菓子がもらえるよ♪
収穫祭・サウィン祭の準備
毎年、万田発酵株式会社さまが大きなカボチャ(南瓜:ぼゔぶら)を御奉納下さり、子供達と一緒にかぼちゃを彫ってランタンをつくり、境内に飾ります。今年は10玉御奉納いただきました。ありがとうございました。







